About

プロジェクトについて

 このプロジェクトは、イギリス在住の美術批評家 Hettie Judah 氏を中心とし、母親であるアーティスト達が協働で執筆したガイドライン ‘How Not To Exclude Artist Parents: Some Guidelines for Institutions and Residencies’の日本語翻訳を有志メンバーで行ったアクションから始まりました。

 子育てを巡る問題は、環境や状況によって大きく異なります。その土地や文化に根ざした価値観やしきたりなど、そしてそこから生じる困難性など、様々なレイヤーが幾重にも重なって現れるものです。しかし、日本語版で「子育てするアーティストを排除しないために ー 文化施設やレジデンスのためのガイドライン ー」と訳されたこのガイドラインは、日本のアートシーンや子育てに関する問題の「リアル」を基に作られたものではありません。そこで私たちは、日本の状況に合ったガイドラインがどんなものか考えるために、まずは「子育てをしているアーティストの声を聞く」ことから始めようと考えました。普段あまり語られることがない、子育てをするアーティストの声を聞くことで、今までの、そしてこれからの課題を見つめ、より開かれた場での対話が生まれることを目的にしています。

 

インタビューについて

 対象アーティストは、日本の状況を詳しく聞く為、日本在住の方限定にしました。また、主に運営している「メンバーの友人・知人に話を聞く」ことから始まっています。今後、お話を聞かせていただくアーティストは増える予定ですが、それぞれが子育てやケアワーク、制作、仕事と同時進行に行なっているため、スローペースで進行・進展しています。*インタビューは、完成した順にアップしています。

 

運営メンバーについて

主な運営メンバー(運営メンバーはオープン)

坂本夏海、滝朝子、長倉友紀子、本間メイ

私たちは子育てやケアワークをするアーティストと周囲の人が直面した課題や希望する変化について声をあげ、声を聞いています。ケアワーク、性別、ルーツ、身体や発達特性、経歴などの様々な状況について私たち自身も想像力を持ち、芸術分野において声を聞く態度が広がることを望んでいます。

連絡先:backandforthcollective(at)gmail.com


Interviews